2021/03/12 00:14
当ブログでは、主に当店で販売している商品の紹介をしていきます。
今回ご紹介するのは、「保存水」
水というのは、有事の時の備えとして一番最初に連想されるものではないかと思います。
その中でも重宝されるのが非常用の備蓄保存水。
市販のミネラルウォーターがすぐに飲むことを想定して製造されているのに対し、
(保存期間は長くて2年ほど)
保存水は5年~10年以上の長期保存を可能にしております。
ではなぜ、このような長期保存が可能になっているのか。
・殺菌処理
保存水の製造には数度の高温加熱処理が工程に含まれており、
徹底した殺菌処理が施されております。
(牛乳にも多く使われる殺菌方法です)
市販のミネラルウォーターはすぐに飲むことを想定して製造されている為、
必要以上の処理がされておりません。
保存水はあらかじめ殺菌処理をした後、さらにそれを徹底した衛生管理のもとで
無菌充填しております。
・ペットボトルのつくり
ペットボトルの素材は、わずかですが気体を透過させる性質をもっております。
その為、水が素材を通して蒸発し、徐々に中身が減っていくという問題が生じます。
中身が減る事で、容量表記と実際の容量が許容の誤差を越えてしまうと、
その商品は計量法により販売ができません。
ペットボトル容器のミネラルウォーターの賞味期限は、水そのものの賞味期限で無く、
許容の誤差を越えて減ってしまう時期を目安に設けられているのです。
保存水に使われているペットボトルは、通常のミネラルウォーターのペットボトルより
厚いもの、気体の透過性がより低いものを使用している為、蒸発も少なく、
賞味期限を長く設定できる様になっております。
・箱(段ボール)のつくり
前述した通り、ペットボトルの素材にはわずかに気体を透過させる性質があります。
つまり、中の水が蒸発するだけでなく、外部の空気や匂いが水に移る可能性もある訳です。
保存水のボトルを入れる段ボールには長期保存に耐えうる強度の高いものが使用されており、
しかも箱に取っ手の穴を作らない事で外気を可能な限り通さない工夫がされています。
各メーカーの製造工程等に細かい違いはあるでしょうが、
大まかに説明するとこんな感じです。
それでは、当店取扱いの保存水を紹介していきます。
他商品と比べて目を引くのは、何と言っても12年という保存期間の長さ。
そして、「海洋深層水」というフレーズ。
良く聞く言葉な様な気がしますけど一体どういうものなんでしょう・・?
一般的に海洋深層水とは、光合成に必要な太陽の光が届かない
水深200m以深の水温が急に冷たくなっている層にある海水を指します。
ここまで深い層になると
・人為的な化学物質による汚染がほとんどない。
・太陽の光が届かない=光合成ができない→有害な雑菌が成育しにくい。
・植物プランクトンが成育しない為、栄養分が消費されないで残る。
その為、清浄性や栄養価がとても高い水になるのです。
この水に更に徹底した殺菌処理を施し、
ペットボトルや段ボールも長期保存に耐えうる強固な素材を使用する事で,
12年という長い年月の保存を可能にしたのがこの商品です。
少し値が張るかもしれませんが、それはそれだけの技術を用いて作られているという証拠。
そして何より備蓄品の入れ替えを考えると、他の5年や7年の保存水より入れ替えの頻度が
少なくて済む訳ですから、長期的には非常にコストパフォーマンスに優れていると思います。
そしてもう一つ、
商品の段ボールには災害用伝言ダイヤルの番号と電話方法がプリントされております。
1つあたりの伝言録音時間は30秒。
伝言を残せる数は電話番号あたり1~20となります。
事前に利用方法を覚える事を目的として、以下の日時で体験利用日が
設定されております。
・毎月1日及び15日 00:00~24:00
・正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
・防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
・防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
今回は保存水の中から、当店おすすめの12年保存水を紹介させていただきました。
この他にも数種類の保存水を用意しております。こちらからご覧ください。